
「おうちで美味しいコーヒーを淹れたいけど、豆の量ってどれくらいが正解?」 「ペーパードリップって難しそう…」
そんな風に思っていませんか? 美味しいコーヒーを淹れるための第一歩は、コーヒー豆とお湯の量のバランスを知ることです。
この記事では、特に一般的な「ペーパードリップ」でのコーヒーの淹れ方に注目し、
- コーヒー1杯分に必要な豆の量(グラム数)
- 豆とお湯の最適な比率
- 2杯以上淹れるときのちょっとしたコツ
などを、コーヒー初心者の方にも分かりやすく解説します。
基本を押さえて、おうちコーヒーをもっと楽しみましょう!
ペーパードリップコーヒー1杯分の基本:豆の量とお湯の量
まずは基本となるコーヒー1杯分から見ていきましょう。
- コーヒーカップ1杯の目安量: 約 150 ml 〜 180 ml
- 使うコーヒー豆の量(中挽き): 10 g 〜 12 g が一般的です。
ポイント: 豆の挽き方は色々ありますが、この記事ではペーパードリップで最も一般的な**「中挽き」**を前提としています。
コーヒー豆とお湯の黄金比「1:15」とは?
次に重要になるのが、コーヒー豆とお湯の量の比率です。
- 基本的な比率: コーヒー豆:お湯 = 1:15
これは、コーヒー豆 1 gに対して、お湯を 15 ml使う、という意味です。 この比率は、多くの人に好まれるバランスの取れた味わいを引き出しやすいと言われています。
例えば、
- 豆 10 g を使うなら → お湯 150 ml
- 豆 12 g を使うなら → お湯 180 ml
- が目安になります。
まとめ
ペーパードリップでのコーヒー豆とお湯の比率は、一般的に中挽きでコーヒー豆:お湯=1:15が適切と言われています。
実際はお店やその人の好みによって、豆の種類や挽き方、抽出方法に合わせて1:12~1:18くらいの幅があったりもします。
一杯が10ℊでしたら150㎖くらいが適切だと思います。あとは好みによって比率を変えて濃度を調節しましょう。
好みの味にするためのハンドドリップでのお湯の量や淹れ方については以下の記事でも解説してますので参考にしてください。
もちろん、これはあくまで基本の目安。使うコーヒー豆の種類や焙煎度合い、あなたの好みによって、1:12(濃いめ)〜 1:18(あっさりめ) の間で調整するのもおすすめです。
2杯以上まとめて淹れるときは? 味を安定させるコツ
一度に2杯、3杯とまとめてコーヒーを淹れたい時もありますよね。 「1杯 10 gだから、2杯なら 20 g、3杯なら 30 g…」と単純に計算したくなりますが、実は少しだけ調整するのが美味しく淹れるコツです。
なぜ調整が必要なの? ペーパードリップでは、淹れる量(豆とお湯の量)が増えると、お湯がコーヒー粉を通過する時間(抽出時間)が長くなる傾向があります。
抽出時間が長くなりすぎると、コーヒーの成分が出すぎてしまい、雑味や過度な苦味の原因になることがあるためです。
そこで、味のバランスを取るために、以下の2つの方法があります。
方法1:豆の量を少し減らす
複数杯淹れる場合は、1杯あたりの豆の量を少し減らすことで、抽出時間が伸びても味が濃くなりすぎるのを防ぎます。
- 1杯分: 豆 10 g
- 2杯分: 豆 19 g (1 杯あたり 9.5 g)
- 3杯分: 豆 28 g (1 杯あたり約 9.3 g)
こうすることで、抽出量が多くてもバランスの良いコーヒーが淹れることができ、ほんの少しですが豆も節約できます!(笑)
まさしく一石二鳥ですね。
方法2:お湯の量を少し増やす
豆の量を単純に倍量(例:2杯なら 20 g)にする場合は、逆にお湯の量を基準(1:15)よりも少し多めに注ぐ方法もあります。これも、抽出時間が長くなることによる味の偏りを調整するためです。
- 豆 10 g → お湯 150 ml (基本の比率 1:15)
- 豆 20 g → お湯 310 ml (基本比率より少し多め 約 1:15.5)
- 豆 30 g → お湯 470 ml (基本比率よりさらに多め 約 1:15.7)
どちらの方法が良いかは好みや使う器具にもよるので、試してみてやりやすい方を選ぶと良いでしょう。
挽き目の影響(この記事は中挽き前提です)
繰り返しになりますが、この記事で紹介している豆の量や比率は、ペーパードリップで一般的な**「中挽き」**を想定しています。
もし豆の挽き目が細かすぎると抽出が速く濃い味になりやすく、粗すぎると抽出が遅く薄い味になりやすい傾向があります。
お手持ちのコーヒーミル(グラインダー)で挽き具合が変わる場合は、それに合わせて豆やお湯の量を微調整してみてください。
まとめ:基本を押さえて、自分好みのコーヒーを見つけよう!
最後にポイントをおさらいしましょう。
- ペーパードリップ1杯分(150 ml 〜 180 ml)の目安:
- コーヒー豆(中挽き):10 g 〜 12 g
- 豆とお湯の比率:1:15 が基本(豆 10 gならお湯 150 ml)
- 2杯以上淹れるときのコツ:
- 方法1:1杯あたりの豆の量を少し減らす(例:2杯で 19 g)
- 方法2:豆の量(例:2杯で 20 g)に対し、お湯の量を少し増やす(例:2杯で 310 ml)
- 大切なこと 今回紹介したコーヒー豆の粉の量(ℊ)とお湯の量(㎖)はあくまで目安です。豆の種類、焙煎度、挽き目、そしてあなたの好みに合わせて調整し、最高の「おうちコーヒー」を見つけてください!
まずはこの基本の量と比率で、ペーパードリップに挑戦してみませんか?きっと美味しいコーヒーが淹れられるはずです。
今回はペーパードリップに関しての一杯のコーヒー豆とお湯の量について解説しました。
抽出方法によっても使う豆の量などが変わりますので今後抽出別の記事も書いていこうと思います!
コメント