- どうして今、ビジネス書を読むのが良いの?私の読書術もちょっとだけ紹介
- 【1冊目】「世界って、実は思っているより良いみたい!」を教えてくれた本:『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリングさん
- 【2冊目】「大変な時こそ、どうするか?」悩んだ時に読むと元気が出る本:『HARD THINGS(ハード・シングス)』ベン・ホロウィッツさん
- 【3冊目】「本当に大事なことって何だろう?」を教えてくれた本:『イシューからはじめよ』安宅和人さん
- 【4冊目】「変化って怖くないかも?」自分の未来を自分で作るヒントをくれた本:『WHO IS GOING TO BE THE NEXT?』(←架空の書籍名)〇〇さん
- これらの本を読んで分かった、「変化の時代を乗りこなす」ための共通する考え方
- まとめ:本を読むことは、未来の自分へのプレゼント
普段はコーヒーのことばかり記事を書いているので少し実験的に最近読んだ本を紹介していきたいと思います。
毎日、新しい情報があふれていて、世の中の動きもとっても速いですよね。「このままで大丈夫かな?」「これからどうなるんだろう?」って、ちょっぴり不安になること、ありませんか?
私は、そんな「なんだかモヤモヤする気持ち」をスッキリさせてくれるのが、「本を読む時間」だと思っています。特に、ビジネス書には、時代の変化を読み解くヒントや、新しい考え方がたくさん詰まっているんです。
最近、立て続けに心に響くビジネス書に出会うことができました。どれも違う切り口から、今の時代をどう生きていくか、どんな風に考えて行動すればいいのかを教えてくれる、まるで「人生の地図」のような本たちでした。
そこで今回は、私が最近読んで「これはためになる!」と感じたビジネス書をいくつかご紹介したいと思います。単に「こんな内容でした」というだけでなく、そこから私がどんなことを学んで、自分の毎日にどう活かそうとしているのかを、できるだけ分かりやすくお伝えしますね。
この記事を読んで、「面白そうだな、読んでみようかな」と思ったり、あなたの「未来への不安」をちょっとでも軽くするお手伝いができたりしたら、とっても嬉しいです。
さあ、一緒に「変化の時代を乗りこなすヒント」を探しに行く、読書の旅に出かけましょう!
どうして今、ビジネス書を読むのが良いの?私の読書術もちょっとだけ紹介
本を紹介する前に、私がどうして今、ビジネス書を読むことをおすすめするのか、そして、私がどんな風に本を読んでいるのかを少しお話しさせてください。
ウェブライターという仕事柄、いつも新しい情報に触れるようにしているんですが、インターネットやSNSの情報って、すごくたくさんあって、どれが本当に大事なのか、分かりにくくなることもありますよね。そんな時、じっくり時間をかけて書かれたビジネス書は、信頼できる「質の良い情報」の宝庫だと感じています。
それに、ビジネス書を読むことは、自分の「考え方のクセ」をアップデートするようなものだと思うんです。私たちは、これまで生きてきた中で身についた考え方や見方(時にはこれが偏っていることも!)で物事を見ています。でも、世の中が変わっていくのに、考え方がそのままだったら、新しいことに対応できませんよね。ビジネス書は、今までとは違う考え方を教えてくれたり、知らなかった世界の仕組みを見せてくれたりして、私たちの「頭の中」を新しくしてくれる力があるんです。
私が本を読むときは、まず「今、自分が知りたいこと」や「解決したい悩み」に繋がりそうな本を探します。面白そうな本を見つけたら、はじめに「はじめに」と「目次」をじっくり読んで、どんなことが書いてあるのかな?と全体像をつかみます。読みながら「これは大事だな」「面白いな」と思ったところには、マーカーを引いたり、付箋を貼ったりしています。ただ読むだけじゃなくて、「この考え方、私にもできるかな?」とか「これってどういうことだろう?」って、本と会話するように読むことを心がけています。
そして、一番大事にしているのが、読んだことを「誰かに話したり、書いたりする」ことです。今日のこの記事みたいに、読んだ本の内容や感想をブログに書くこともアウトプットの一つです。友達や家族に話したり、仕事で学んだことを活かしてみたり。こうやって自分の言葉で表現することで、本で読んだ知識が、本当に自分のものになる感じがするんです。
この記事も、私が本から学んだことを皆さんに伝えることで、私自身も学びを深めたいという気持ちで書いています。
それでは、いよいよ私が最近読んで「これは!」と思ったビジネス書をご紹介しますね。
【1冊目】「世界って、実は思っているより良いみたい!」を教えてくれた本:『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』ハンス・ロスリングさん
最初にご紹介するのは、世界中でたくさんの人に読まれている『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』です。この本を書いたのは、数字やデータを専門にしているハンス・ロスリングさんという方で、息子さんやお嫁さんと一緒に書かれました。この本を読むと、「私たちがニュースとかで知る世界のイメージって、本当の世界とはちょっと違うのかも?」と気づかされます。データを使って、私たちがつい信じてしまう「思い込み」(この本では10個の思い込みとして紹介されています)を一つ一つ解き明かしていく、まさに「現代を生きる私たちにぜひ読んでほしい」一冊です。
なぜこの本を手に取ったの?
この本がすごく話題になっているのを見て、「なんでこんなにみんなに読まれているんだろう?」と単純に興味が湧いたのがきっかけです。それに、ウェブライターとして情報を扱う仕事をしているので、「どうすれば正確な情報を伝えられるんだろう?」「人が勘違いしやすいことってなんだろう?」ということにいつも関心があります。データに基づいて物事を正しく見るって大事だろうな、とは前々から思っていたんですが、この本がそれを分かりやすく教えてくれると知って、すぐに読んでみました。
本の中身と「ここが面白かった!」ポイント
この本の言いたいことは、「私たちは、テレビのニュースとか、人から聞いた話とかで、本当の世界とは違うイメージを持ってしまっているよ」ということです。例えば、「世界はどんどん悪くなっている」「貧乏な人が増えている」「危ないことがたくさん起きている」みたいな、ネガティブな見方って、実は正しいデータを見てみると違うことが多いんだ、と教えてくれます。
ハンス・ロスリングさんは、たくさんの世界のデータを使って、世界の状況が少しずつ、でも確実に良くなっていることを示してくれます。赤ちゃんが亡くなる率が減ったり、字を読める人が増えたり、すごく貧しい人が減ったりと、びっくりするような良い変化がたくさん起きているんです。
特に心に残ったのは、「分断本能」「ネガティブ本能」「直線本能」といった、人間が陥りやすい「10個の思い込み」について詳しく説明されている部分です。
- 分断本能: 世界を「お金持ちと貧しい人」「進んだ国とそうじゃない国」みたいに、簡単に二つに分けて考えてしまいがちなクセのこと。でも、実際にはその「中間」にいる人がすごく多いんだよ、とデータで見せてくれます。
- ネガティブ本能: 良いニュースより、悪いニュースの方に目が行きやすくて、「世界はどんどん悪くなっているな」と感じてしまうクセのこと。ニュース番組とかも、どうしても悪い出来事を伝えがちなので、余計にそう感じてしまうんですね。
- 直線本能: 今あることが、これからもずっと同じようにまっすぐ進んでいくだろう、と思ってしまうクセのこと。でも、物事の変化って、きれいな直線じゃなくて、カーブを描くことが多いんだよ、一時的な流行とかに惑わされちゃダメだよ、と教えてくれます。
これらの「思い込み」があると、何かを決めるときに間違った判断をしてしまったり、必要以上に不安になってしまったりします。この本は、自分がどんな思い込みを持っているのかに気づいて、データを見て冷静に判断するための考え方を教えてくれるんです。
この本から私が学んだことと、これからの私
『FACTFULNESS』を読んで一番「なるほど!」と思ったのは、「感情で決めつけないで、ちゃんとデータや事実を見て判断することが、どれだけ大切か」ということです。これは、情報を扱うウェブライターとしてはもちろん、毎日の生活で何かを決める上でも、すごく大事な視点だなと思いました。
例えば、仕事で何かを調べるときに、一つの情報だけを信じたり、自分の「こうだろうな」という思い込みだけで判断したりするのではなく、色々なデータを探して、本当にそうなのかを確認するようになりました。それに、ニュースでショックな出来事を見たときも、すぐに落ち込んだり怖がったりするのではなく、「これは世界のほんの一部の出来事かもしれないな」「全体で見るとどうなっているんだろう?」って、一度立ち止まって考えるクセがつきました。
個人的なことでも、例えば健康についての情報や、お金のことについての情報に触れたときに、不安をあおるような言葉に惑わされずに、ちゃんと科学的な根拠や長い期間のデータを見て判断するようになりました。
この本は、私たちが気づかないうちに持ってしまっている「頭の中のゆがみ」に気づかせてくれて、世界をより正確に、前向きに見るための考え方を教えてくれる、すごい一冊です。まだ読んだことがない人には、自信を持っておすすめしたいビジネス書です!
【2冊目】「大変な時こそ、どうするか?」悩んだ時に読むと元気が出る本:『HARD THINGS(ハード・シングス)』ベン・ホロウィッツさん
次にご紹介するのは、ベン・ホロウィッツさんという、インターネットの世界で成功した社長さんであり、今は会社を応援する仕事(ベンチャーキャピタリスト)をしている方の本、『HARD THINGS(ハード・シングス) 答えがない難問と困難に立ち向かうとき』です。この本には、ベンさんが会社を立ち上げてから売却するまでの間に経験した、本当に「大変なこと」(ハード・シングス)と、その時どうやって考えて、どんな決断をしたのかが、正直に書かれています。
なぜこの本を手に取ったの?
会社を始めたり、大きくしたりすることに関する本って、成功した話が多いですよね。でも、私は成功の裏側にある「失敗したり、困ったり、どうしたらいいか分からなくなったりした時、一体どうするんだろう?」という「リアルな話」を知りたいと思っていました。特に、ベン・ホロウィッツさんが経験したという、会社のお金が無くなりそうになったり、社員をクビにしなきゃいけなくなったり、ライバルとすごく戦ったりといった、ものすごく大変な状況で、社長さんがどんな気持ちで、どんな風に決断したのか、その本音を聞きたくて、この本を手に取りました。
本の中身と「ここが面白かった!」ポイント
この本は、ベン・ホロウィッツさんが作ったラウドクラウドという会社が、本当に色々な大変な出来事を乗り越えていく物語を中心に、彼が経験から学んだ「大変な時にどうするか」という具体的なアドバイスがたくさん書かれています。よくあるビジネス書が言うような「理想的な話」ではなくて、実際に大変な状況で、泥だらけになりながらも前に進んでいく現実の厳しさが、飾らない言葉で描かれています。
特に心に響いたのは、ベンさんが直面したたくさんの「大変なこと」に、どう立ち向かったか、その考え方と行動です。
- 大変なことから逃げない: 会社が潰れそうなギリギリの状況でも、一緒に働く人たちや、会社にお金を出してくれた人たちのために、最後まで諦めずに頑張ろうとするベンさんの姿に感動しました。辛い状況から目を背けずに、真正面から向き合って、どうすれば乗り越えられるか考え続けることの大切さを教えてくれます。
- 厳しい決断をする勇気: 社員を解雇する、という、誰にとってもすごく辛い決断をしなければならない場面が何度も出てきます。その時、ベンさんが何を考えて、社員とどう向き合ったのか、その正直な気持ちが書かれていて、胸が締め付けられました。会社を続けていくためには、たとえ嫌われたとしても、必要な厳しい決断をしなければいけない時があるんだ、と強く感じました。
- 一緒に働く「人」を大事にする: 大変な時でも、一緒に働いてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず、今の会社の状況を正直に伝えることの大切さを言っています。「会社の雰囲気や文化は、どんな良い戦略よりも強い」という言葉もあるように、会社にとって「人」がどれだけ大切かを改めて教えてくれます。
- 「これが絶対正しい!」はない: ベン・ホロウィッツさんは、大変な状況に対する「これさえやれば大丈夫!」という完璧な答えなんてない、と言い切ります。その時の状況に合わせて、一番良いと思われる判断をして、とにかくやってみるしかないんだ、と。この「これが現実だ」という視点は、私たちが何か困ったことにぶつかったときも、「完璧な答え」を探すのではなく、「今の状況で一番良いやり方」を見つけて、まず動いてみることの大切さを教えてくれます。
ベンさんの文章は、飾ったところがなくて、正直で、そして熱いです。成功者の「クールな話」ではなく、苦しんで、悩んで、それでも前に進もうとする「生身の人間」としてのベンさんの姿が伝わってくるからこそ、読む人の心に深く響くんだと思います。
この本から私が学んだことと、これからの私
『HARD THINGS』を読んで一番大きく学んだのは、「リーダーって、キラキラした成功している時だけじゃなくて、どうしようもなく大変な時に、どう振る舞うかで、その人の本当の価値がわかるんだな」ということです。そして、これは会社の社長さんだけじゃなくて、チームのリーダーをしている人、あるいは自分の人生を自分で動かしていく私たち一人一人にも当てはまることだと思います。
私自身の仕事で考えると、ウェブライターとして一つのプロジェクトを進めているときに、予想外のトラブルが起きたり、クライアントと意見が違ったりと、困った状況になることがあります。そんな時、すぐに感情的になるのではなく、ベン・ホロウィッツさんのように、まず状況を落ち着いて見て、関係している人たちと誠実に話し合い、どうすれば一番良いかを探す努力をすることの大切さを改めて感じました。
それに、「これが絶対正しい!」はない、という言葉は、「完璧にやらなきゃ!」と力みすぎてしまう私にとって、「肩の荷が下りたな」と感じさせてくれるものでした。もちろん、一番良いものを作ろうと頑張ることは大事だけど、完璧を目指しすぎて何も始められないよりは、まずは「今の状況で一番良いやり方」を見つけて、行動に移してみることの方が、ずっと大切なんだと教えてくれました。
この本は、起業を目指している人や、人をまとめる立場にいる人はもちろん、「なんか大変な状況にいるな」「どうしたらいいか分からないな」と感じている全ての人に、勇気と「なるほど」を与えてくれる、すごく力強い一冊です!
【3冊目】「本当に大事なことって何だろう?」を教えてくれた本:『イシューからはじめよ』安宅和人さん
三冊目にご紹介するのは、安宅和人さんという、コンサルタントとしてすごく活躍されていた方の本、『イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」』です。「犬の道を極める」という、ちょっと面白い言葉で始まるこの本は、私たちが仕事や勉強で「あれ?なんかうまくいかないな」と思ってしまう原因を教えてくれて、本当に「価値のあるもの」を生み出すための考え方を分かりやすく説明してくれます。
なぜこの本を手に取ったの?
ウェブライターとして、いつも色々な情報を集めて、それを分かりやすく書く仕事をしているんですが、情報が多すぎて「一体何が一番大事なんだろう?」「どこに力を入れたらいいんだろう?」と迷ってしまうことがあります。この本が、「犬の道を極める」(これは「頑張っているつもりだけど、実は全然大事じゃないことに力を入れている状態」のことです)じゃなくて、本当に「価値のある仕事」をするためには、まず「イシュー(本当に解決しなきゃいけない問題)」を見つけることが大事だよ、と教えてくれると知って、「もっと質の高い仕事ができるようになりたい!」と思って読んでみました。
本の中身と「ここが面白かった!」ポイント
この本で一番伝えたかったのは、「答えをどんなに良くしても、そもそも解こうとしている問題が間違っていたら意味がない」ということです。多くの人は、「どうすれば良い答えを出せるか」に一生懸命になります。でも、そもそもその問題が、本当に「解くべき問題」じゃなかったら、どんなに素晴らしい答えを出しても、それは「頑張っているつもりだけど、全然大事じゃないことに時間を使っている」ことになります。安宅さんは、これを「犬の道を全力で走る」と言っています。
本当に「価値のある仕事」をするためには、まず「イシュー度」、つまり「今、自分がやろうとしていることって、そもそも本当に解決する必要があることなのかな?」と考えることが大事です。そして、本当にやるべき問題が見つかったら、次に大切なのは「仮説度」、つまり「その問題に対する自分なりの答え(仮説)を持っているかな?」です。仮説を持っていると、「これを確かめるためには、どんな情報が必要かな?」と効率的に情報集めができるようになります。そうしないと、情報がたくさんありすぎて、結局何が何だか分からなくなってしまうことが多いんです。
特に「なるほど!」と思ったのは、次の点です。
- 考えるためのステップ「AARRR」: 安宅さんが教えてくれる、考えを進めるためのステップ「AARRR」です。
- Ascertain: 「本当に解決しなきゃいけないこと(イシュー)」を見つける
- Analyze: 見つけたイシューを細かく分けて、どういう順番で考えていこうか(ストーリーライン)を決める
- Research: ストーリーラインに沿って、必要な情報を集める
- Review: 集めた情報とストーリーラインを合わせて、何が分かったか考える
- Report: 分かったことを、関係している人に分かりやすく伝える このステップを知っていると、「今、自分がどこで立ち止まっているのか」「次に何をすればいいのか」がハッキリして、考えを進めやすくなります。
- 「たぶんこうだろう」と考えることの大切さ: 情報集めをする前に、「たぶんこうだろうな」という仮説を持つことで、必要な情報がハッキリして、調べるのがすごく速くなります。仮説がないまま情報を集め始めると、情報に溺れてしまって、結局何も分からなかった、ということになりがちです。
- 「考える」ってこういうこと: 安宅さんは、「考える」というのは、「解くべきことがハッキリしていて、それに対する自分なりの答え(仮説)を持っている時にすることだ」と言っています。ただボーっと情報を眺めたり、思いついたことをメモしたりするだけでは、「考えている」とは言えないんだ、という厳しいけれど納得できる指摘は、私の仕事のやり方を見直すきっかけになりました。
- 「頭の強さ」も必要: 本当に価値のある仕事をするためには、楽な方を選ばずに、難しい問題にも立ち向かっていける「頭の強さ」が必要だと書いてあります。これは、『HARD THINGS』で学んだ「大変なことから逃げない」という考え方と似ていて、すごく納得できました。
この本から私が学んだことと、これからの私
『イシューからはじめよ』を読んで一番学んだのは、「自分が今やっていることって、本当に価値のあることなのかな?」って、いつも自分に問いかけることの大切さです。そして、すぐに答えを出そうとせずに、まず「本当に解決しなきゃいけない問題は何だろう?」と考える時間をしっかり取ることの必要性です。
ウェブライターの仕事では、クライアントから記事のテーマをもらったら、すぐに書き始めるのではなく、まず「この記事を読んだ人に、どんな良いことがあるんだろう?」「クライアントさんがこの記事で一番伝えたいことは何だろう?」みたいな「本当に大切なこと(イシュー)」をハッキリさせるようにしました。そして、「たぶんこういうことを伝えれば、読者もクライアントも喜んでくれるだろうな」という自分なりの考え(仮説)を持ってから、どんな内容にしようか考えたり、情報を集めたりするようにしました。
こうやって考えることで、情報集めが無駄なくできるようになって、記事の構成もブレずに、読んだ人が「なるほど!」と思えるような記事が書けるようになってきたと感じています。それに、クライアントさんに「こういうのはどうですか?」と提案するときも、ただ言われたことだけをやるんじゃなくて、「この仕事の本当の目的は何だろう?」と考えて、もっと良い提案ができるようになったと思います。
「頑張っているつもりだけど、空回りしているな」という状態から抜け出して、「本当に価値のある仕事」をするための「考え方の地図」として、この本は私の仕事のやり方を大きく変えてくれました!
【4冊目】「変化って怖くないかも?」自分の未来を自分で作るヒントをくれた本:『WHO IS GOING TO BE THE NEXT?』(←架空の書籍名)〇〇さん
最後に、ちょっとだけ違う視点から、今の時代のすごい変化の中で、私たち一人一人がどうやって自分の道を切り開いて、成長していけばいいのかを教えてくれた本、『WHO IS GOING TO BE THE NEXT? 変化を味方につける個人の戦略』をご紹介します。(←この本は、今の時代の働き方や、変化にどう対応していくかについて書かれたいくつかの本から、良いところを集めて作った、架空のタイトルです。例えば、『LIFE SHIFT』や『ニュータイプの時代』といった本が、同じようなテーマを扱っています。)
なぜこの本を手に取ったの?
コンピューターの技術がどんどん進んだり、世界中の人と簡単に繋がれるようになったり、色々な働き方が出てきたりと、私たちが住んでいる世界は、今までになかったくらいの速さで変わっていますよね。ウェブライターの仕事も、いつも新しい技術や流行についていかないといけません。こんな「先が見えにくい時代」に、個人としてどんな風に将来を考えて、どうすれば成長し続けられるんだろう?って、具体的なやり方を知りたいと思っていました。この本が、変化を「怖いもの」として見るんじゃなくて、「チャンス!」として見て、自分の将来を自分でデザインしていくためのヒントをくれると知って、読んでみることにしました。
本の中身と「ここが面白かった!」ポイント
この本は、「一つの会社に長く勤める」「同じ仕事をずっと続ける」みたいな、今までの当たり前だった働き方が変わりつつある今の状況を説明してくれて、これからの時代に大切な個人の考え方や、将来の作戦について話しています。本を書いた人は、「未来がどうなるか全部予測するのは難しい時代だからこそ、変化にすぐに合わせられる柔軟さ、ずっと学び続ける気持ち、そして『自分にとって何が大切か』という自分の軸を持つことがすごく大事だよ」と強く言っています。
特に「なるほど!」と思ったのは、次の考え方です。
- 「色々な仕事を組み合わせる」働き方をおすすめ: 一つの会社や、一つの得意なことだけに頼るのではなくて、色々なスキルや活動を組み合わせて、何か一つがうまくいかなくても大丈夫なようにしたり、色々な経験から学んだりしていく、という考え方です。これは、まさに私みたいなフリーランスのウェブライターの働き方とすごく似ていて、「そうそう!」と強く共感しました。色々なクライアントさんと仕事したり、色々なテーマで記事を書いたり、自分でブログを書いたりするのも、色々な仕事を組み合わせていることですよね。
- 新しいことを学ぶこと、学び続けることの大切さ: 時代の変化に合わせて、いつも新しいスキルや知識を身につけていくこと(これを「リスキリング」と言ったりします)がすごく大切だと教えてくれます。特に、コンピューターの技術はものすごいスピードで進んでいるので、今得意なことでも、あっという間に古くなってしまうかもしれません。新しい技術やツールを積極的に学んで、自分の得意なことをいつも新しくしていく必要があるんだ、と強く感じました。
- 「自分にとって何が大切か」をハッキリさせること: 周りの状況に流されるのではなくて、「自分はどんなことに価値があると思う?」「どんなことに夢中になれる?」みたいな、「自分にとっての軸」をしっかり持つことの大切さを言っています。変化が激しい時代だからこそ、この「自分軸」が、自分がどこへ向かえばいいのか分からなくならないようにする「道しるべ」になるんです。
- 「たまたまの出会い」を大事にする: 予想していなかった出来事や、偶然の出会いの中に、自分の将来を大きく変えるヒントが隠されていることがある、と指摘しています。ただ目の前の仕事をこなすだけでなく、意識的に色々な人と話をしてみたり、今まで知らなかったことに触れてみたりすることで、「たまたまの出来事」を自分の成長につなげていくことの大切さを教えてくれます。
この本から私が学んだことと、これからの私
『WHO IS GOING TO BE THE NEXT?』を読んで学んだことは、「これからの時代の働き方や将来は、誰かに決められるものじゃなくて、自分で『作り出していく』ものなんだ」ということです。そして、そのためには、変化を怖がらないで、ずっと新しいことを学び続けて、「自分にとっての軸」を持ちながら、色々な経験をしていくことがすごく大事なんだ、ということです。
ウェブライターとして、これからどんな風に仕事をしていこうかな、と考えたとき、ただ文章を書くのが得意、というだけじゃなくて、インターネットで読まれやすくする技術(SEO)を知ったり、どうすればもっとたくさんの人に読んでもらえるか考えたり(マーケティング)、データを見たり、人と上手に話したりする、色々な得意なことを組み合わせていくことが大事なんだな、と改めて思いました。それに、AI(人工知能)が文章を書く技術が進んできたりと、私の仕事の周りもいつも変化しています。これらの変化を「怖いな」と思うんじゃなくて、「自分のスキルをもっと磨いたり、新しい働き方を探したりするチャンスだ!」と思って、積極的に新しい技術や知識を学ぶ気持ちを持つことの大切さを、もう一度確認しました。
「自分にとって何が大切か」をハッキリさせることも、これからの自分の将来を考える上で、すごく大事なことだと感じています。自分がどんな仕事をしている時に一番楽しいか、どんなことをしている時に「人の役に立てているな」と感じるか、といったことを深く考えていくことで、自分に本当に合っている仕事を選べるようになるはずです。
この本は、「なんとなく将来が不安だな」「これからどうしようかな」と思っている人や、自分の将来についてじっくり考えてみたい人にとって、自分の可能性を広げて、変化の時代を明るく生きていくためのヒントをくれる、すごく良い本だと思います!
これらの本を読んで分かった、「変化の時代を乗りこなす」ための共通する考え方
今回ご紹介した3冊(と、架空の1冊)のビジネス書は、それぞれ違うテーマについて書かれていますが、全部読んでみて、「あ、ここが共通しているな!」と感じた、今の時代の難しい波を乗りこなしていくために大切なことがいくつか見えてきました。
- 感情に流されず、ちゃんと見ること: 『FACTFULNESS』で教えてもらったように、自分の気持ちや「きっとこうだろう」という思い込みで決めつけずに、データや本当のことをちゃんと見て物事を考える力は、これからどうなるか分からない今の時代に、正しい判断をするために絶対必要です。情報がたくさんありすぎる時代だからこそ、流れてくる情報をそのまま信じずに、「本当にそうかな?」と立ち止まって考えるクセをつけることが大切です。
- 大変な時でも、諦めない気持ち: 『HARD THINGS』から学んだのは、困ったことや大変なことが起きても、そこから逃げずに、どうすれば解決できるか頑張ることの大切さです。仕事でも、毎日の生活でも、思いがけない大変なことは必ず起きます。そんな時、「もうダメだ」と諦めたり逃げ出したりしないで、粘り強く問題に取り組む強い気持ちが、私たちを成長させてくれます。
- 「本当に大事なこと」を見抜く力: 『イシューからはじめよ』で一番言いたかったのは、「本当に価値のあること」に力を入れる考え方です。情報ややることに追われるのではなくて、いつも「何が一番大事なんだろう?」「何を解決すれば一番良いんだろう?」という「本当に大切なこと」を見つけることで、限られた時間や力で、より良い結果を出すことができます。
- 変化に合わせて、新しいことを学び続けること: 『WHO IS GOING TO BE THE NEXT?』が教えてくれるのは、変化を怖いと思わずに「チャンス!」と捉えて、いつも新しい知識やスキルを学び続けることの大切さです。技術の進歩や世の中の変化は止まりません。「今のままでいいや」と思うのではなく、積極的に変化を受け入れて、自分自身を新しくしていく柔らかい考え方が求められます。
- 「自分にとっての宝物」を持つこと: 周りの状況に振り回されないで、自分が何を一番大切にしたいか、どんなことに夢中になれるか、という「自分にとっての軸」を持つことは、変化が激しい時代に、自分がどこへ進めばいいか迷わないための「道しるべ」になります。この「軸」があるからこそ、たくさんの選択肢の中から、自分にとって本当に意味のある道を選ぶことができるんです。
これらの「力」や「考え方」は、どれか一つが欠けても、今の変化の時代を力強く生きていくのは難しくなるだろうな、と感じています。ビジネス書を読むことは、これらのことを意識して、「自分の考え方や行動はこれで大丈夫かな?」と立ち止まって考える、すごく良い機会を与えてくれます。
まとめ:本を読むことは、未来の自分へのプレゼント
この記事では、私が最近読んで「これはすごい!」と感じたビジネス書をいくつか紹介しました。どの本からも、感情に流されずに物事を正しく見る方法、大変な時に諦めない気持ち、本当に大事なことを見つける考え方、そして変化の時代にどう自分の道を歩むか、といった、色々な学びを得ることができました。
これらの学びは、ウェブライターの仕事に直接役立つだけでなく、「この変化の時代に、どうすれば自分らしく、楽しく生きていけるんだろう?」という、もっと大きな自分の人生についての問いに対する、大切な答えを見つけるヒントになっています。
ビジネス書を読むって、ただ色々なことを知るだけじゃありません。それは、本を書いた人の経験や知恵に触れて、自分の頭を刺激して、今まで知らなかった世界を見せてくれることです。そして、それはまさに、これからどうなるか分からない未来の自分への、最高のプレゼントだと言えるでしょう。
もしあなたが、「毎日忙しくて、なかなかじっくり考える時間がないな」と感じているなら、ぜひ一冊、ピンとくるビジネス書を手に取ってみてください。きっと、あなたの頭の中が整理されて、新しい考え方を見つけることができるはずです。
そして、本を読み終わったら、ぜひ誰かに話したり、文章に書いたりしてみてください。家族や友達に「こんな本を読んだよ!」と話したり、ツイッターで感想をつぶやいたり、あるいは私のようにブログにまとめてみたり。そうやって、読んだことを自分の言葉で表現することで、本で知ったことが本当にあなたのものになって、明日からの行動に繋がっていくはずです。
私も、今回紹介した本から学んだことを忘れずに、これからも変化を怖がらず、いつも新しいことを学び続けて、自分自身をもっともっと成長させていけるように頑張っていきたいと思っています!
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。この記事が、あなたが本を読むきっかけになったり、これからのお仕事や毎日の生活のヒントになったりしたら、すごく嬉しいです。
また次の記事で会いましょうね!
コメント