カフェ開業 雑記

4パターンで考えるカフェの商品開発の考え方

四則演算を使ったアイディアの作り方

飲食店をやってく中で日々メニュー開発をしているけどアイディアがなかなか浮かばないことがあると思います。
私自身、最初はやりたいメニューが無限に出てくるような感覚で作ってましたが、ある程度作るとアイデアが出てこずに悩むことが増えてきました。
そんな中で、どうしたらアイデアを無限に出せるのだろう?とアイデアの出し方を考えるようになりました。
そこで考えたのが今回お伝えするやり方になります。
考え方は単純な4つで、足し算、引き算、掛け算、割り算です。
ひとつずつ詳しく紹介していきましょう。

足し算

足し算は簡単で、既存のものに何かをプラスするというやり方です。
よくあるのはポテサラにコーンビーフを入れてみたり、つくねに刻んだ大葉を入れてみたりなど、既存の定番メニューのイメージが固まってる商品に何かをプラスすることで独自性や満足感をプラスすることができることです。
コーヒー屋の場合よくあるのはモーニングのような、コーヒーを頼むとパンと卵がついてくるみたいな感じや、豆菓子などをつけてくるタイプのやりかたです。
メリットとしては、既存のメニューがだいたいこんな感じだとハードルを設定させることで、お客さんに予想させたものを上回りやすく感動を起こしやすい点です。
逆にデメリットとしては、加えるアプローチにになるので原価が少し高くなりがちになってしまいます。
ですので価格設定をしっかり考える必要があると思います。

引き算

ある商品のメインの素材にできるだけ原価をかけて、その商品の周辺素材などの原価を極限まで排除して商品のクオリティをとがらせるやり方です。
例えば卵にこだわったTKGや、高級食パンの店などです。

コーヒー屋でいうとトップスペシャルティの豆やコンテストロットなどの豆を扱ったりすることがこれにあたります。
メリットは高単価をとれるということや、他のラインナップに力を注ぐ分を一つに絞れるいうことで商品のクオリティを上げやすいということです。
デメリットは、その価値を感じれるお客様が少ないことが多い、素材を扱える技術が必要になるなどクオリティによる差別化を感じさせるレベルを要求されるということです。

技術力に自信のある方にお勧めなやり方になります。

掛け算

扱ってるメイン商品に高単価商品を掛け合わせて新たな商品を作るやり方です。
ブランデーを加えたチョコレートや紅茶のフレーバーティーなどがそれにあたります。
コーヒー屋でいうとバレルエイジドコーヒー(コーヒーをウイスキーのオーク樽で寝かせて香りをつけたもの)などです。

メリットは高単価を取りやすいということと、刺さる人には刺さるオリジナルの商品を作りやすいということです。

逆にデメリットは、掛け合わせてる商品のどちらかが苦手だったり、目新しい商品になり過ぎてしまって購入する人がかなり絞られてしまうことがあるということです。
ですので尖った高単価商品を作りたい場合におススメのやり方になります。

割り算

既存の商品を分けて提供するやり方になります。
半分レアのハンバーグをお客様のテーブルの前で仕上げの火入れをしたり、プリンのカラメルを分けて後掛けにしたりするやり方です。
コーヒー屋さんでいうとアイスコーヒーでサーバーと氷の入ったグラスを分けて提供したりすることがそれにあたります。

メリットは原材料は変えずに、特別感やこだわり感、シズル感を出せるところです。

デメリットは、グラスなどの食器類が増えてしまうこと、提供の手間が増えてしまうことなどがあげられます。

まとめ

以上が私がよく使うカフェにおける商品開発の考え方の手法の一つの四則演算で考える方法の紹介になります。
カフェだけでなく様々な飲食店や全く違う業界でも考え方の一つの手法として使えると思いますので是非アイディアが出にくい方はつかってみてください。

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