コーヒー 焙煎豆

[入門編]コーヒー豆の選び方(初心者は焙煎度とフレーバーで好みを探そう!)

あなたは酸味派?苦味派?

コーヒーの好みは大きく分けると酸味のあるフルーティーな味わいが好きな人と苦みとコクのあるしっかりした味わいが好きな人で分かれます。

酸味やフルーティーor苦みとコクはコーヒー豆の焙煎度合いによって決まってきます。

好みの焙煎度合いを見極める

コーヒーの味は7割生豆によって決まりますが残りのほぼ3割は焙煎によって味が決まります。

基本的に豆は酸を持っているので焙煎が浅いと酸味が強くて苦みは少なく、焙煎が進んでいくと酸味が少なく苦みが強くなっていきます。

コーヒーを選ぶ時の基準としては、酸味と苦みのバランスが一番大きな味の違いになるので、まずざっくり好みの焙煎度合いを見つけることがファーストステップになります。

基本的にコーヒーがあまり得意ではない人は浅煎りの豆のほうがおいしく感じられる傾向があります。ですので入門編として浅煎りから試して、徐々に焙煎度の深い豆を試すといいと思います。

酸味が苦手な方は逆に深煎りから焙煎度を徐々に下げていってみるのもいいと思います。

焙煎度別味の特徴

浅煎り・・・酸味があり、豆そのものの香りが強く出る

中煎り・・・苦み酸味が控えめでマイルドな味わい

中深煎り・・・ある程度しっかりした苦みと酸味が感じられる豊かなコーヒーらしい味わい

深煎り・・・苦みとコクが強くカカオのような香りが強く出る

焙煎度別選び方まとめ

上記を参考に焙煎度の選び方について、4ステップでまとめます!

  1. フルーティor苦みとコク
  2. フルーティーなら浅煎りを、苦みとコクなら深煎りを、分からなければとりあえず日本っ人好みの味である中深煎りを選ぶ
  3. もう少し苦みやコクがあるものがいいと思ったら焙煎度合いを少し上げてみる
  4. もう少しスッキリ、フルーティーなものがよいと思ったら焙煎度合いを下げる

好みのフレーバーを選ぶ

コーヒーにおけるフレーバーとは、口に含んだ時に感じる味、香りの総合的な印象のことを言います。

フレーバーを決める要素は多種ありますが、大きく「苦み」「酸味」「香り」「コク」「甘味」に分けられます

これららの風味の源は、生豆の固有の成分にあります。ただ、生豆の成分がそのままコーヒーの味わいになるわけではなく、焙煎によってそれぞれの風味が強くなったり弱まったりします。焙煎時間の長さによって香りや酸味を多く残すこともできますし、逆にコクや苦みを強調することができます。購入する前に豆のカタログなどでフレーバーの表や味わいの特徴が書かれていると思いますのでそちらを見て好みの味を探しましょう。

苦み

苦みは焙煎の過程で出るコーヒーの主成分と言われるものです。苦み成分としてカフェインが有名ですが、実はコーヒー豆がもともと持っているカフェインが味に与える影響はごくわずかで、焙煎中に発生する成分が苦みの多くを占めています。

苦みの種類も、とがった苦み、力強い苦み、マイルドな苦み様々な味がありますので好みのものを探しましょう。

酸味

コーヒーの味を決定づけるのは苦みと酸味のバランスです。よい酸味があると、味にさわやかさ、繊細さ、奥行きが出ます

酸味の種類は、柑橘類系、トロピカル系、ベリー系、カシス系、フレッシュ系など様々あります。好みのフルーツの酸味をイメージして選ぶのもよいと思います。

香り

大きく「フローラル系」と「果実系」に分かれます。香りが最も強くなるのは浅煎り~中煎りぐらいと言われています。

コーヒーの香りの成分は焙煎後は800種類以上と言われていて食品の中でもトップクラスの香りの豊かさと言われています。

それゆえ好みも多彩に分かれます。とりあえず香りのよいものを選びたい場合は基本的には浅めの焙煎度合いをお勧めします。

香ばしい系の香りが好きな方は深煎りをお勧めします。

コク

味に深みや厚みがあるほどコクのある濃厚なコーヒーとなります。渋み、雑味がない上での重厚感のあるコクが理想です。

コクというの味の複雑性でもあるので、豊かな個性のある豆であることが大事になります。

基本的には焙煎が進んでいく過程でよい酸味が苦みやコクに変わっていくとされているので、深煎りのほうがコクが豊かなコーヒーになりやすいです。

甘味

甘味は大きく焦がし砂糖のような「カラメル系」パイナップルやベリーのような「フルーツ系」まったりとした「バニラ系」があります。

コーヒーの成分自体には人間が感じ取れるほどの甘さがありませんが、香りなどから甘さを錯覚して感じると言われています。

基本的に浅煎りではフルーツ系中煎りでカラメル系深煎りでバニラ系の甘さを感じることが多いです。ぜひこれを参考に選んでみてください!

コーヒーの甘さについては解説した記事ありますので是非読んでみてください。

 コーヒーの甘さとは?

まとめ

苦みと酸味のバランスを焙煎度合いから選ぶ

フルーティーなものが好みであれば浅煎り、コクと苦みが好みなら深煎りを選ぶ。

好みのフレーバー「苦み」「酸味」「香り」「コク」「甘味」の種類のイメージを豆の説明を見て近いものを選ぶ。

以上がコーヒー豆の選び方の初級編となります。今回は焙煎度合いとフレーバーでの選び方を解説しました。

中級編以降は産地や豆の品種などにも焦点を当てて解説していきたいと思います!

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